永劫

うーん。


たぶんここ数カ月の僕はリアルに充実していたんだと思う。
リア充っていうんだろうか。


自分でも現実感のない時間だった。

どれだけ自分の世界が変わったことだろうかと思う。
来る前は、絶対につまらない、苦痛でしか無い時間が続くんだと思ってた。


今までの人生を思うと、それは当然の結論だったように思う。
楽しみにしていた大学生活が友達一人も出来ずに終わって
つまらないと思ってた社会人生活で大勢の友人が出来たのは皮肉という他ない。


知らない人と出会うことは苦痛だったけれど
いろんな人とあって、その人が明るい顔で自分と話してくれることが嬉しかった。


知らない人と大勢話した。

良い勉強をしたと思う。



でもだからこそ思うというか。後悔が凄いというか。
今までの人生に悔いは無いし、たぶんこうやって生きてこないと、この経験は出来なかった。

でも、もっと早くからこうやって動いて生きていれば
こんな風に生きることも出来たんだろうとも思う。


同期はやっぱり凄いっていうか、誰からも学ぶことがあったと思っている。
だからこそ自分が腐っていくというか・・・



小さい話、何人かで飲みに行って、みんなおとなしいと自分が注文とかする担当になったりするじゃないですか。仕切るとまではいわなくても。


そういう場面って結構たくさんあって。
出会った同期はみんな自然にそういうことをしてくれるというか。
だから自分がどんどん他人に気を使わなくなっていくんですよね。


甘えていくというか。甘えられる場所があるとどこまでも甘えてしまうのが自分の悪いところで。



でも数ヶ月も過ごせば、そういう人たちに疲れが見えてきているのは簡単に感じ取れて。

そこでまだ元気な自分が動いたほうがいいのかなーとか思うんだけど
そういう人たちにやっぱりいろいろ任せてしまって。



もっといろいろ仕事したらなーとか今振り返ると思う。

支え合いって意味では、僕は支えてもらうことが多かった。
あんまり人の力を借りるのは好きじゃないんだけど
ここの人たちには安心して頼れたというか。

自分がミスしてもカバーしてくれるであろうという信頼感は、すぐに作ってしまったな。



新人の癖に他人を頼ってばかりではいけないと思った。
もう少し、気を高く持とうと思う。

やっぱり有能な人が周りにいると、僕は駄目になっていく気がする。






いやでもホント、わからんもんだよな。
働くことが楽しいとは言わんけどさ。

それでも、ここ数年の腐りきった生活を思えば、まだこう、充実していたなと思う。