一度

当たり前のことを書くけどさあ。

最近ホントに人生1回しか無いんだよなーと思ってる。


極端な話さ、僕が公認会計士だったり、弁護士として生きる未来ってもう無いわけじゃん。
いや、わかんないっちゃわかんないけど、考えるのも馬鹿らしいくらいに無い目なわけ。


何気なく生きていても無数の選択を強いられてるわけでさ。
例えば高校を出てすぐに大学生、浪人以外の道を選んだ人の8割くらいは
そのまま大学へ行かずに人生を終えるんだろうと思う。


大学を出て働くことを選んだ人の大半は大学院には行かずに人生を終えるだろう。


そんな世界の中で、僕は中学へ行って、高校へ行って、辞めて、大学に行って。
そして希望の職種に就職したわけなのだが。



もうすぐ配属が決まって、同期とも離ればなれになる。
たぶんもう会うことはない人も何人かいるだろうと思う。
それを思うと、僕はとても胸が締め付けられる。
純粋に寂しいし、辛いし、悲しい。


せっかく仲良くなれたのに、こんな短い付き合いで終わってしまうのか。
たぶん間違い無く、僕が所属する新しい人達に出会ったと思う。
そして、この仕事を辞めるとなったら
たぶん僕は彼らとの交際は絶ち切ってしまうんだろうと思う。

どんな面をして会えばいいのかがわからないから。


そんなのを考えても、まあ仕方が無いか。
本当に良い出会いをしたなと思う。この職場でよかった。



でも、だ。
そんなのとは全く別のところで、後悔でも何でもなく思うところが最近出てくる。
これが最初に書いた、公認会計士〜〜みたいなくだりにつながる。


もちろん僕はこんな資格を目指す勇気はないし、目指してもまあ、受からないだろう。
中学からの友人で一人、今大学院まで行って公認会計士を目指しているヤツがいる。


院を1年休学してる。かなり攻めた選択だろうと思う。

受かるか受からないかはわからないが、まあ彼が受かるかどうかは僕には関係がない。
それよりも、夢を追いかけている人を見ると、どこかこう、そわそわとしてしまう。
自分にはその目はもう無い、それを追いかけている人を見ると、自分にないものを持っている気がして。


たぶんそれは嫉妬心の類であろうと思う。

僕はやっぱり、少し心の貧しい人間だと思う。
よく遊んでいる友人たちは、掛け値なしでみんな優秀だ。
僕が努力してやっとここまできたけれど
それでもやっぱり勝てない部分がたくさんある。


勉強なり、恋愛なり、もっとはっきりというと、学歴なり収入なり。

今の自分に満足していないのだろうか。
これ以上は欲だ、欲だ、とおもえども、人生は一度しか無い、というのを伏せて考えると
そこには何らかの寂しい気持ちが湧いて出る。



やっぱり僕は勉強で一番苦しんだ分、こう士業というか。
比較的勉強することと近しい分野で成功を収めている人を見ると
何かこう、モヤモヤするものが出てくる。


恋愛にほとんど人生で時間を割かなかったのに
恋愛で楽しんでいる人を見ても特になんとも思わない。


この思考はどんどん自分を追い込んでいくことにしかならないし
どんどん自分を惨めな姿へ追い込んでいくんだろうと思う。



はっきりした形で言うのなら
僕はずーーっと京都に住んでいたいし
お金も欲しい。結婚したいし家族も欲しい。安定もしたい。
それでいて資格とか欲しい。称号が欲しい。



やっぱり俺は欲張りだ。欲張りでいて、努力するのも嫌いだ。
決して今の時代、少ないわけではないであろう給料を手にしても
「はー。あと5万くらい欲しいなー」とか思ってしまう。
実際あと5万もらっても、「あと5万欲しいなー」と思うだろう。


どんなに給料を貰っても、自分より1円でも多い友人がいれば
「まだあいつより少ないのかー」って思うんですよね。




ネガティブな面ばかりあげてもあれだし、良い面をあげるとですね
最近気づいたんですけど、僕めっちゃ意識高いかもしれないんですよ。
研修中、一応筆記テストみたいなのがあって
僕は徐々に点数が追いついてきて、結構同期でも上位にきてしまってるんだけど
全然嬉しくないんですよね。リアルにこれじゃ駄目だろとか思うわけ。

「今回点数が良かったのは、この部分が簡単だったから」
「山があたったからだな」
「みんなこれの要領いいやり方しらないからだろう」とかいろいろ理由をつけるわけ。





結局さ、満足しない思考回路なのかもしれないのです。
何をしても満足できない頭の気がする。
何をやっても、全然満足できない。



ひどい話ね、大学受験に受かったときもさ、思ったんですよ。
「こんだけ時間かけたんだから・・・受かって当たり前だよな・・・」と思ったわけです。



そう、満足感というヤツです。それがない。
もう卑屈というほかない。そしてこれは危険だ。極めて危険だ。
一番、それでいて自分の納得のいく結果じゃないといけないわけでさ。
そしてそれを手にできるほど僕には能力がないわけ。






ああ、マジで卑屈だ。卑屈な人間は嫌われる。
だから卑屈と対極の、何も考えてない自分大好きみたいなキャラでずっと同期と触れ合ってるけど
本質は根暗なんですよ。



Twitterそのまんまの俺がリアルに侵食してきて
部屋に帰ると、このネガティブなブログの僕が現れるわけです。



はあ。満足したいなぁ。恋愛でも、僕は満足できないんだろうな。
とっても美人でおしとやかで明るくて健康で優しい人が好きだけど
そんな人を射止められるほど僕には男子力がないわけ。
とってもひどいことを書いたな。