前夜

暗い話ばっかりであれなのでクリスマスの話でもしようと思います。
せっかくなので明るい話を!



毎年クリスマスは病室で過ごしてるんですよね。ええ。
去年もおばあちゃんが入院してたから・・・
明日もたぶん・・・母に付き添って病院行く・・・かな・・・うん・・・
ここ数年こんなんばっかでさ・・・




っていう話になっちゃってさ・・・ホントに俺冬にいいことねーんだよ・・・




クリスマスが好きか嫌いかで言えば、別にそこまで嫌いでもないんですよね。
テレビとかもこの時期は気合入れた番組が多いからさ。

僕に彼女がいるいないに関係なく、やっぱり僕は人ごみとかが好きじゃないんですよね。
だから仮に付き合っても、なかなか相手を満足させるような晴れ晴れとしたクリスマスっていうのは提供できそうにないです。

京都で言うと京都駅のでっけークリスマスツリー?
京都駅の大階段にすんげーでっかいクリスマスツリーがありましてね。
クリスマスになるとすんげーんすよ。大階段をカップルが埋め尽くしてる地獄絵図があってね。
このシーズン僕はもう京都駅には近寄らないことにしてます。
あんなもん視界に入るだけで瘴気が飛んできますからね。

俺が核を落とすならまずあそこに落としますよ。

まあ俺は?そんな世間に流されてクリスマスに誰かと過ごすみたいな?そういうのに価値を感じる人間ではないから?


さいころ、それはそれは素敵な思い出がたくさんありました。
朝起きたらプレゼントが置いてあって、大体小五くらいまではサンタさんを信じてた気がします。
冬休みが明けて学校が始まったら、○○さんのお姉ちゃんがサンタを目撃したらしいみたいな話がバズってたりしてさ。

がんばってサンタを見つけてやろうとか思って起きていても
気付いたら寝ちゃうんですよね。それでハッ!として起きていそいそと部屋の外に出てみると
プレゼントが置いてあってびっくりみたいな。今思い出しても忍者かっ!て感じですね。


高校1年のクリスマスだったでしょうか。
流石にその年になって特に何かをもらうわけではないんだけどさ。
部屋の前にサンタさんからのメッセージカードが置いてありました。

その手紙には、お前の人生はそろそろヤバイから、焦ったほうがイイぜみたいなことが書いてありました。
僕は案外ロマンチストなので、こういうことをサラッとやってくる親父を、「流石俺の親父、ダンディな演出だぜ」とか思うんだけど
今思い出すと僕の人生には別れ道がたくさんあったなーと思いましたね。


僕がよく、「世の中で言われてることは大体正しい」って言ってるのは
若者が道を間違える前に、まともな大人たちはちゃんと警告をしてくれてるっていうことを言いたいわけなんですね。


僕が日々ツイッターで、クリスマスなんて糞だ!とか言いまくってるのは
若者たちが道を誤らないように、示しているんですよ。

非モテにかまけたりとか、ツイッターのつまらない大人たちに紛れて社会をディスってたりするのは
そのうち嫌というほど出来るから、若いうちはもっとクリスマスに対して本気で向きあっていいと思うっていうことを伝えたいわけですね。


だってもう、向き合えないんですよ流石に。23にもなってクリスマスに何も無いって本来結構辛いんですよ。
これが何一つ辛くないとか思っちゃってる時点で、僕はもうクリスマスに敗北してしまってるんですよ。

クリスマス前に必死に相手を見つけようとしてる必死な性奴隷どもを嘲笑しているけど
彼らのほうがまだ人としてマトモですよね。

僕はもうクリスマスを直視できない。奴らを見ていても虚しさしか沸いてこないんだ。
一体何をどうすればクリスマスを楽しめるのか。その式がまったくもって構築できない。
不可能。完全に不可能なんですよ。


これはいろんなところに言える。僕はもはや彼女がいないということに何一つとして不安がない。
むしろなるようになった果てにいないんだから、この原状こそが正解だ、とか考えてしまってる。

やっぱね、思うんですよ。彼女作るとかゼッテー大したことじゃないんだって。
顔とか収入とかたぶんあんま関係ねーんだよな。うん。


ホントこう、彼女が何で出来ないとか、生きづらさを抱えてしまったりとかしてしまった時点で
もはやその人の人生は修羅ルートに入ってるんですよ。
二度と向こう見ずな生き方が出来なくなるし、どうしても疑り深く生きてしまう。
積極的に勝ちを狙いに行く生き方よりも、失敗しない生き方を選ぶようになってしまうから。
そうなったらもう負の連鎖ですよ。失敗こそしないかもしれないけど、何かアレな感じになっちゃうんですよ。


最近ホントにこう、中学とか高校とかでちゃんとクラスに馴染んで、部活とかやったりすることの大切さとかを感じるんですよね
全ては修羅ルート回避のためだったんだと。

とりあえずどういう形であれ、自分の通っている場所に自分の居場所を構築していくっていうスキルは大事だったんですよ。
こういうことをちゃんとやってれば、大学もきっとランクとか分野とか関係なく楽しめるし
会社に入った後もちゃんとやっていけるんですよ。

俺は青春の全てをインターネットに費やしてしまった惨めな負け犬なんだ。
しかもそれが、「俺は同世代の奴らとはちげーなー、マジこの年で社会を論じてしまってるかんなー」とか思ってましたしね。

いけない。未成年にネット、いけない。マジでいけない。


ホント無関係だと思うんだろ?若いのにネットしてても別にいいって思うだろ?
その末だからな!!その末に今の非モテがあるから!間違いねーから!!



そのまま生き続けると創り上げてしまうからさ・・・
非モテの美学みたいなものを作っちゃうんですよ・・・
何の役にも立たないけどやたら完成度の高いしょうもないものを作ってしまうから・・・
モテない言訳とかそんな次元じゃない、そんな次元じゃないくらいに完成度の高い非モテの美学みたいなの作っちゃうんですよ。

いやほんとにね。大事だったんだよ。部活とかサークルとかバイトとか。
だって今の俺に何もねーもん。異性から見たときの魅力とか全然無いもん。
染み付いた負け犬根性・卑屈さが体中から出てしまっているからな。


来年からはもうちょっとがんばって、職場の飲み会とかに積極的に参加していこうと思ってるんだよ。
恋話とかしちゃおうと思ってるかんなー。まだまだやり直せると思ってるかんなー。