定住

今一番上の兄がたまたま実家である我が家に帰ってきてるんだけど
今日の夕方に、九州への転勤を電話でつげられたらしい。


我が兄のことながら、コミュ力は抜群で、たぶん有能な人なんだろうと思うので
飛ばされるとかそういうのではなくって。
何だろ、まああるんだろう。30代前半の世代っていうのは飛ばしやすいみたいなのが。


兄は「まぁ決まったしねー、決まったなら良いように考えないと♪」って感じで話してる人で。
実のところ、心の奥では自分が不安な顔とか浮かべてはいけないとか思ってるんじゃ?
と思うのも反面、本当にこの人は前向きな人なのかも知れないとも思う。




それにしたって、ここしばらくずっと、定住するということについて考えている。
結構いろんな人に意見を聞いているのだが、結論が出ない。

僕の定住に関する疑問っていうのは、20代30代くらいの親世代、今でいう40後半から50代60代くらいだろうか。
定住しすぎじゃない?っていうこと。

一軒家なりなんなりさ。

確かに自分の今までの人生を考えると、引っ越していった友達とかもいた。
親が単身赴任してる子とかもいた。
ただそれってどちらかというとレアケースだったんですよ。

友達の家に遊びに行っても、一軒家に遊びにいくというパターンが多かった。


だがやはり、自分の将来を考えると転勤というのは避けて通れない問題だ。
僕は生まれてからずっと京都に住み続けているし転向とかしたことはないけど
仮に自分が家を買って子どもを生んだとして(そんなのは今の自分からすれば雲の上のような立場の話だが)
定住出来る気がしないのだ。

仮に通勤するにしたって隣の県が限度だろう。
転勤ってのはそうじゃない。全国的な規模の会社なら全国転勤するものだ。


となった場合、家を買って、かつ家族とずっと住んでいくっていうのはかなり難しいというか、事実上不可能なのでは?と思う。
ローンを組んで家を買ったとしよう。
ブラックとか抜きにして、そういう人のほうがローンという人質が有る以上転勤命じやすいよね。
下手に僻地に飛ばして辞められたりなんて出来ないわけでさ。


一生転勤地獄、そんなのは当たり前のように未来に組み込まれている。
単身赴任するにしたって、いつかは帰って来れる保証がないといけない。



だが自分たちの親の世代は、みんなちゃんと一軒家を買うだけの収入があるわけでさ。
一体どういう事なんだ?と思ってしまう。

今でもこの謎は解けていない。



まさか其の親世代はみんな転勤に配慮してくれて、かつ定住可能で、子どもの時期とかに配慮してくれて
かつ一軒家を建てられるだけの会社に努めている?そんなわけもないだろう。


かといって、親世代に転勤が無いわけでもなくさ。
今の上の世代の持つ既得権益?なんていうのも飛躍しすぎだし。


ということで、一つの適当で曖昧な結論を出してみる。
まず全国転勤、とまではいかなくても、転勤があるということはそれだけ支社支店があるということ。
それをまあ、一定以上のレベルの企業だとすると、そこに務めている人がそこまで多くなく
そういう人は僕が気づいていないだけで、普通に転勤・単身赴任生活を送っている、と。

そして転勤のない地域密着・地方企業なんかでも、別に家を買おうと思えば買えるだけの収入があった世代。
さらに僕のいる京都という場所に、普通に企業が結構たくさんあって
しかも親の親世代が家を持っていたりとか。子どもに購入したりとか。



そう考えるのがベター?というかこれが解答なのかもしれない。
少し荒削りな考え方をしているかもしれない。でもこれ以外に考えられない。
本当に何でなのか意味がわからないのだ。

何でなんだろう。というか、僕がマイホームを買って子どもと暮らす人生っていうのはどうすれば訪れるのだろう。
むしろ、そればかり考えて就活していたような気が・・・しないでもないのだが。


やっぱり子どもの成長過程に学校を変えるとかっていうのはあんまりさせたくないものだ。

節目節目に行くというのならまだ・・・。
大学まで行けば一人でさせればいいけどさ。


難しいにゃー。